タイに行ってきた。~day4~






ここにきてGrab


昨日の興奮冷めやらぬ中、タイでの最終日を迎える。

再びバンコク中心部に向かいたいのだが、
インパクト周辺にあまりにも人がいなさすぎて、
乗り合いバンも全く出発する気配がない。

ここでとうとう最終兵器、「Grab」を使うことに。

「Grab」とは東南アジアの配車アプリで、
ピックアップしてほしい場所と目的地を
地図上で選択するだけで、
近くにいるタクシーを呼んでくれる。
支払いもアプリで完結するので
運転手とのやり取りも不要。
これがめちゃくちゃ便利だった。

一人でタクシーは割高…とケチってきたが、
30km乗っても2,000円程度。
なぜもっと早く使わなかったんだ…
アユタヤまでの珍道中は一体何だったんだ…




タイの本屋


スーパーとともに、海外で必ず行きたい場所は本屋。
~day1~のサイアム・パラゴンにもあったものの、
KINOKUNIYAであまりにも日本感が強かったため、
今回たまたま通りがかった本屋に改めて立ち寄る。

タイ文字は全く読めないので、表紙の写真や
イラストから内容を推測する。
寺院の近くだからか、仏教や歴史系の本が
多かったように思う。

英語表記付きのバンコクの地図を買うことにした。
(帰国してから広げて見てみたが、
かなり細かい情報まで網羅されており感心した)




やっとタイカレー



自分でGoogle mapにピンを置いて
「カレーMAP」を作るほどカレー屋巡りが趣味で、
絶対にタイカレーは食べたい
(あわよくば3種類くらい)と思っていた。

が、致命的な点が一つあった。
それは、暑すぎてタイ料理を食べる気分に
なかなかなれないということ。
これは想定していなかった…
アユタヤでは腹具合終わってたし…
昨日はスタバになったし…
そもそも毎日動き回りすぎて
まともにレストランで食事を取っていない。
最終日なので何としてもタイカレーは食べたい。

ローカルな雰囲気漂う大衆食堂で、
グリーンカレーを注文。
フィッシュボールがごろごろ入っている。
これが本場の味…!
いつまでも熱いし辛いけどうまい…!
(なぜかご飯はハート)

ついに「カレーMAP」は海外進出を果たした。





 

最後に王道観光



ここからは、バンコクの主要観光地を一気に回る。
朝から全ての荷物を背負った状態なので結構タフ。
しかも昨日のライブのVIP特典で貰った
巨大ポスターを丸めてトートバッグに
ネギの要領で差しており、明らかに
観光する時の装備ではない。
空模様もだいぶ怪しくなってきている。

2kmほどの道のりを歩く。

まずはワット・ポー(涅槃寺)。
語彙力の乏しすぎる感想だが、
めちゃくちゃタイっぽい。

寺院に入る際は、袖のない服や
短パンなど露出の多い格好はNG。
さすがにそれは事前に調べていたので、
暑くても半袖長ズボンにした。

寺院の建物に入った途端、
外は土砂降りの雨&激しい雷。
最終日にして初めて、スコールを目の当たりに。
こんな厳かな空間を雨宿りに使ってすんません…
と思いつつ、
しばらくそこにとどまっていたら止んだので、
とてもラッキーだった。

涅槃寺という名前の通り、
巨大な涅槃仏が有名。
足の裏!



少し歩けば王宮があり、
簡単に移動することができる。

観光客がかなり多い。
この日は月曜日で本来は平日だが、
その前の土曜日が祝日だったことによる
振替休日となっており、おそらくタイ人も多い。

外国人の入場料は500B。高い…

ここまでずっと、仏教系の茶色味の強いものを
見てきたので、
白壁に囲まれ、いかにも王宮という外観が新鮮。
建物もタイと西洋の組み合わせで
見たことがない感じ。


さっきまでスコールが降っていたとは
思えない空の青さ。

王宮に隣接するワット・プラケオ(エメラルド寺院)
は、鮮やかでパキッとした色味。
建造物全てがきらびやかで眩しい。
王室の守護寺であり、とても格式が高い。

敷地は広大で、今自分がどこの何を見ているのか
分からないほどだった。
おそらく全ては回りきれていない。
じっくり観光するなら、
朝のまだ空いている時間帯に来るのが良いと思う。




滑り込みでパッタイ



グリーンカレーはほぼ朝食だったので、
遅めの昼食にはパッタイを。
今日はそこまで暑くなく、胃の状態も
安定している笑。

目星を付けていたタイ料理屋に行ってみる。
やはり本場のパッタイは格別。

行きのエアアジアでも食べておいて今さらな情報だが、
パッタイとは米麺のタイ風焼きそばである。
具材は卵、豆腐、エビ、もやし、ニラなどで、
ローストピーナッツやライムが添えられている。
これがとにかく美味しい。
個人的にはピーナッツの存在がかなり重要だと
思っている。

店のこの見た目がまた最高だった。






いよいよラスト



最後の目的地、ワット・アルン(暁の寺)へは、
チャオプラヤー川を渡る必要がある。
~day1~に引き続いて2度目の船。
こちらは渡し船なので、スピードは
とてもゆっくりで乗船時間は3分ほどだった。


これまでの寺院と比べるとコンパクトで、
迷うことがない。
10バーツ硬貨にも描かれており、
バンコクを代表するスポットである。

レンタルのタイ衣装を着た観光客が
写真を撮りまくっている。
そりゃどこで撮っても映える空間よな…

夜にライトアップされた仏塔を、
対岸や高い建物、クルーズ船などから眺めると
かなり良い感じらしいので、
時間があるなら昼間+暗くなってからの
両方行くのもありだと思う。

仏塔の周囲は急な階段状になっており、
途中まで登ることができる。
間近で見るとタイル装飾が緻密…!
昔の人の技術どうなってるん…?
意外とかわいい模様で、レトロな花柄のような
部分もある。


川の向こうには先ほどまでの寺院や王宮が見える。
だんだん日も暮れかけており、暑さも少し
和らいできた。




DMK



帰りの飛行機の時間までは6時間もあるが、
「早すぎるくらいでちょうど良い」ことを
学習しているので空港に向かう。
ここでもGrabにお世話になり、
超快適にドンムアン空港に到着。

国際線⇔国内線を歩いて数分で行き来できるくらい
コンパクトな空港内をしばらく探検してみる。
10分もうろうろすれば一周できてしまう…

深夜便でさすがにお腹が空きそうなので
最後に何を食べようかと迷っていたら、
マンゴーと米っぽいものが組み合わさった
謎の食べ物を発見。

調べると
「Mango Sticky Rice(カオニャオマムアン)」
という、ココナッツミルクと塩、
砂糖で炊いたもち米にマンゴーを添えた
タイ定番のデザートらしい。
気になるので食べてみるか…

シンプルなビジュアル。
思ったより甘すぎず、さらっと食べられる。
もち米の存在は不思議な感じだったが、
おはぎ感覚で食べると良いのかもしれない。






深夜便



オンラインでチェックインを済ませていたため、
セキュリティチェックに直行。
全く引っ掛かることなく一瞬で終了。
預け入れ荷物がないというのはこんなに楽なのか。

ここからは免税店がメイン。
バーツがもう少し残っていたのと、朝ホテルを出る前に
荷物の重さを計ったら6.5kgほどでまだ余裕があったので、
最後にドライマンゴーを買う。

ちなみに、行きも帰りも空港で
荷物の重さを計られることは一切なかった。
(ばかでかいバックパックを背負っていたり、
大量のお土産袋を提げていたりすると計られると思う)

出発時刻になっても搭乗案内が始まらず何の放送もないが、
この数日間である程度タイの感覚に適応したので動じない笑。
しばらく待って搭乗。

行きと同じくエアアジア。
3列シートの窓側で隣(真ん中)は空きだったため、
これまた運が良かった。
帰りは寝ることに集中し、気付いた頃には
着陸まで1時間ほどになっていた。
搭乗遅延していたのにちゃんと定刻で到着。
最後は時間通りに収まった…



家に帰って爆速で準備し、仕事へ。
再び日常に戻る。





バックパック一人旅タイ編はこれにて終了。

タイにいたのは実質3日半だったが、明らかに
予定を詰め過ぎていたため毎日相当な密度だった。
実際、自分でも引くくらいの文章量になっている。
日本ではあり得ないようなこともしょっちゅう起こった。

しかしだんだんタイのバイブスに馴染んできて笑、
細かいことはどうでも良くなっていくのがすごいところで。
とにかく面白い国だった。

今回は中心部メインだったので、再びタイに来るなら
北部のチェンマイまで夜行列車に乗ったり、
ビーチリゾートのプーケットやパタヤ、
サムイ島にも行ってみたい。

またしばらく貯金して、次の予定を立てようと思う。




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