ベトナム・インドネシアに行ってきた。〜day1〜


やっぱり東南アジアに行く


今回のメインはインドネシア(バリ島)、そしてただの旅ではない大きな目的がある。
そのことについてはのちほど書くとして、まずはベトナムの話を。


出発地は福岡、バリ島への直行便はない。
経由地の候補はいくつかあったが、やはりせっかくなら未踏の地に…ということでベトナム・ホーチミンに決定。
そのルートが一番安かったというのももちろんある。


トータルの滞在期間は10日間。


金曜日:福岡(FUK)→ホーチミン(タンソンニャット国際空港:SGN)
土曜日:ホーチミン
日曜日:ホーチミン(SGN)→バリ(ングラライ国際空港:DPS)
月曜日〜金曜日:〇〇〇?
土曜日:バリ
日曜日:バリ(DPS)→ホーチミン(SGN)
    ホーチミン(SGN)→福岡(FUK) (深夜便)


10日間と言えどももちろんバックパッカースタイルで。
ここ数ヶ月の異常な仕事量に虚無を極め、気が狂いかけていた状況で、お盆休みを全ベットし日本を飛び出した。



懐かしい匂い


福岡からベトナムのLCCベトジェットに乗り、ホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着。
4時間40分ほどのフライトで現地時間は12時。
降り立った瞬間、独特な匂いがする。
華やかな、とか、甘い、とかそういう良い香りではなく、「匂い」と書くのがしっくりくる。
東南アジアの他のどの国ともちょっと違うが、東南アジア以外では絶対に嗅ぐことのない類。
嫌いではないしなぜか落ち着くのだ。
懐かしさすらある。

意外と都会

入国審査は激混み。
今までこれほど混んでいた空港があっただろうか。

一体何にそんなに時間がかかるのか。

行列が進まなさすぎる。

まぁそういうもんだよなと気長に待つ。



ようやく自分の番が回ってきて、質問されそうな感じだったので身構えていたら、何も聞かれることなくあっさり通過。

やはり日本のパスポートは強い。

しかし入国審査だけで1時間並ぶというのはさすがに参った。

「ホーチミンの空港は混む」という情報をここでしっかりインプットしておけば、後々活きてくるだろう。



中心部までは少し距離がある。

Grab(お馴染みの配車アプリ)でタクシー呼ぶか…

クレジットカードも登録してあるし…



あ、やばい、カード決済拒否られてる…!

そういえば最後にGrabを使ったフィリピンでもカード拒否られて現金で払ってたね…(学習しなさい)

てことは10日間ずっとタクシー現金払いで凌ぐしかないのか…厳しいな…



いや、Grabがカード決済いけると思って両替せずに空港から出てきてしまったのよ。

両替ショップがある空港内まではもう戻れない状況。

空港周辺を見渡しても両替できそうなところは一切なし。

ATMはあるものの、キャッシングできるカードを持っておらず現金を引き出す術もない。



両替ショップで検索すると、歩いて10分くらいの銀行が一番近そうだ。

空港の近くなんて人が歩く想定の道路じゃないから難易度が高い。

着いて早々にプチ試練を自ら課してしまうというハードモードな幕開け。

それにしてもなんだこのバイクの量は。

たまたま歩いていた現地の人の後ろについてどうにか大通りを渡り、足早に銀行へ向かう。



すでに汗だく。

到着した時はそこまで暑さを感じなかったが、しばらく歩くとさすがに汗が噴き出てくる。

銀行の入り口に立っていたセキュリティーのおっちゃんに用件を伝えないと中に入れないらしく、マニーエクスチェンジオーケー?と聞いてみるも通じず。

おっちゃんも何か言っているのだがおそらくベトナム語で全く意味わからず。

めげずにエクスチェンジ!ジャパニーズエン!泣

と必死に訴えたらどうにか中に入れてもらえた。



しばらく待っていたら呼ばれ、千円札5枚分を差し出す。

この時、うっかり旧札と新札が混ざった状態で渡してしまったため、行員のお姉さんが困惑。

海外でトリッキーなことはするもんじゃないと胸に刻む。

パスポートコピーを取られたり3枚くらい書類にサインしたりどうにか両替完了。

両替ショップなら1分以内で済むことに30分を費やし、疲労が滲む。

とにかくベトナムドン(VND)を手に入れられたんだからOK。



ようやくGrabを呼べる…

やはりバイクの数がえぐい。尋常じゃない。

排気ガス対策なのか、マスク率も高い。

平日の昼間の交通量ではない。

タクシーは快適だが、この交通状況ならバイクタクシーに乗った方が絶対に速い。



渋滞の中を進み、当初の予定よりだいぶ遅れてホテル近くに到着。

手に入れたばかりの現金で支払い、お釣りはないと言われるだろうなと覚悟していたが、ぴったり返してくれた。

あ、、意外とちゃんとしてる、、(失礼)

何事も最初から水準を下げておくと、想定よりも良い結果になった時の喜びはでかい。



この時点でもう15時半。確か空港には12時に着いてたよな…?

両替に必死で忘れていたが、昼食を食べそびれてお腹が空いている

まず先にチェックインを。

ホテルの受付はまさかの子ども…?

オーナーの娘さんだろうか、英語の喋れるしっかりした女の子が部屋まで案内してくれた。

一人には広すぎる部屋だ。

巨大クローゼットに冷蔵庫、キッチンまである。

荷物を置いて部屋の外に出ると、壁を伝うヤモリ発見。久々に見たなぁ…


2泊で5,500円、コスパ良



これが本当の食べ方


さぁ夕食を食べに行こう。
今日はもうそれさえできればいい。
チェックしていた店に直行。


これはホーチミン滞在中の唯一最大のストレスだったのだが、バイクの多さゆえ道路横断がいつも命懸けで全神経を集中させなければならないということ。
歩行者信号が青でも人が渡ろうとしていても容赦なく大量のバイクが群れを成して曲がってくるから一瞬たりとも油断できず、よそ見していたら終わりだ。
私は今から渡りますという強い意思を表明して堂々と渡らなければ、ずっと向こう側に行けない。


どうにか道路横断ミッションをクリアし、近くのフォー屋に到着。
口コミ評価は驚異の4.9。
ほぼ外、エアコンなし、足元にはアリの行列、バイクの喧騒がBGMというローカルなライブ感を味わうにはうってつけの店。
ここでもヤモリ様を発見。



とにかくお腹が空いていたのでスペシャルフォーを注文。
牛肉も鶏肉も肉団子も入っているらしい。
店のおばちゃんが扇風機付けな、とジェスチャーで示してくれたので紐を引っ張ってファンを回す。
あ、ちょっと涼しくなった…かも…


大盛りかと思うほどでかい丼鉢で提供。
さすがスペシャルな肉の量だ。
おばちゃんが豪快にレモンを絞ったり、何種類もの謎の調味料とか辛そうなソースをかけたり、ワイルドな葉っぱをちぎって入れたりしてくれる。
いるかどうか一応聞いてはくれるのだが、どれが何なのかもよくわからないので全部少しだけちょうだいと言った結果、おそらく現地の人が好んで食べているであろうフルカスタムでフォーが仕上がった。


カスタム実演はもはやエンタメ

うまぁ…

酸味と辛さがあり、にんにくや香草も効いている。

正直なところ私はパクチーが苦手だが、入っていれば食べるし、ベトナムで「パクチー抜きで」など冒涜だと思うのでもちろん美味しくいただく。

ごろごろ入っている具材の中でも牛スジが特にうまい。



最後は強制的にGoogleの口コミ投稿をさせられ、高評価のからくりをあっさり知ることとなったが、おばちゃんも優しくて良い店だった。

はじめて食べたフォーは大当たりで大満足。



今日はもう疲れているので帰ろう。

久々の東南アジアの暑さは堪える。

セブンイレブンでサイゴンビールとおつまみを調達し、ホテルに戻った。


どれにするか迷う

疾走感あふれるバイク(ブレてるだけ)


明日どこに行くかだけざっくりイメージしておくか…

巨大ベッドに寝転び、Google mapを眺める。



私の夏休みははじまったばかりだ。





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